毎日新聞全国版2000年1月22日掲載記事の概略

毎日新聞全国版2000年1月22日掲載記事
  地球1周分余りの4万キロを日々の暮らしの中で歩き抜くことを目指すグループが仲間を募っている。「歩行道普及協会」(事務局、東京・南青山)と堅苦しそうな名前だが、会員たちは気負わず、マイペースで歩きつづけている。
  会の代表幹事を勤める大黒屋宏芳(おおぐろやひろよし)さんが、比叡山の「千日回峰行」に感銘を受け、取引先の人たちに「歩こう」と声をかけたのがきっかけだった。目標距離の4万キロは、歩く「足場」である地球を意識して決め、「自分のペースで、できる限り毎日歩き、だんだん距離を伸ばす」ことだけを会則にした。同会は、ゼロから歩いた距離を加算していくのではなく、4万キロから日々の歩行距離を引いて減らしていく。「足し算の歩きは距離を競いがちになる。引き算の歩きは、無とか空を目指す営みだ」と大黒屋さん。そんな考え方から、減算万歩計の実用新案も登録した。
  記録をこつこつと積み重ねていくことが、やがて、自分の「記念碑」へと実を結ぶ。「壮挙へと向かう仲間をもっと増やし、励まし合って達成したい」というのが、広く会員を募集する理由だ。

1月30日掲載記事の概略

(1月22日の記事に対する反響)

  「4万キロ歩きませんか」という見出しが目に飛び込んできました。ウオーキングを始めて2年余り。ただ健康のためにと歩いていたのですが、この4万キロという数字は、ほぼ地球1周分の距離だと知りました。しかも歩いた距離を4万キロから引いて減らしていくという方法で、記録の積み重ねが、やがて自分の「記念碑」へと実を結ぶのです。家事や仕事で歩いた分も加えていいということなので、ほんの少し気が楽になりました。新しい発想で心を引き締めて、遠くて、長い記録に挑戦します。(森登茂子さん)